冰剣の魔術師が世界を統べる 第4話
数多くの偉大な魔術師を輩出してきた名門、アーノルド魔術学院。少年レイ=ホワイトは、学院が始まって以来で唯一の一般家庭出身の魔術師として、そこに通うことになった。周囲は貴族や魔術師の家系出身の生徒たちばかりの中、彼に注がれる視線は厳しい。しかし人々は知らない。彼が、かつての極東戦役でも数々の成果をあげた存在であり、そして現在は、世界七大魔術師の中でも最強と謳われている【冰剣の魔術師】であることを――。 枯れた魔術師と軽んじられながらも、やがて彼はその力を周囲に示していき……!? これは、凍てついた規格外の天才がその冰を溶かしていく物語――。